記事一覧

ジャパンミートの銘柄分析

ジャパンミート(3539)を分析します。

当社は先月上場したばかりのスーパーを生業としている企業で、
ジョイフル本田併設のスーパー「ジャパンミート」をメインに成長してきた企業です。
「肉のハナマサ」という業務用スーパーは東京にお住いの方はよくご存じかと思います。

ちなみに東京在住の私は肉のハナマサの大ファンで家から少し遠いのですが、
休日に自転車で通って、まとめ買いするのが1つの楽しみです。

それでは過去の売上、利益を見ます。大方右肩上がりで来ています。
2013年までは大幅増収で減益になっているのでジャパンミート業態を積極出店していたようですね。
また2014年度は肉のハナマサ買収が効いてますね。



<定性的観点>
①成長ストーリーはあるか?
店舗拡大型ビジネスで店舗増がそのまま成長につながります。

②成長余地はあるか?
店舗数が多くないので、まだまだあります。
ジャパンミートの消費者を引き付ける魅力は神戸物産の業務スーパー以上だと思っていて、
全国的に広まる潜在能力があると評価しています。

ジャパンミートの消費者を引き付ける魅力については後日、改めて書きたいと思います。

尚、都内は肉のハナマサ 50店舗(全売上の36%)
ジョイフル本田併設のジャパンミート生鮮館 13店舗(全売上の40%)
となっており、ホームセンター併設店舗は大型で店舗当たりの売上が圧倒的に大きいのがわかります。

またジョイフル本田が大型店舗の事業用地を取得したとIRが先日出ましたので、
ジャパンミートも大型店舗の出店になるかと思います。(IRを見る限り2年以内と思われる)

③不況耐性があるか?
不況の影響を受けにくいスーパー業でかつ、安さを売りにしているのでデフレ銘柄と言っていいでしょう。

④ビジネスの堀は深いか?
ありません。

⑤株価上昇の触媒はあるか?
円高、デフレは追い風です。
配当がどの程度になるかわかりませんが、優待新設には期待できそうで、
一年後には東証一部鞍替えの可能性が高いと思います。
少なくとも一部鞍替え期待の買いが来年3月頃から入りそうです。

<定量的観点>
⑥PERは適正以下か?(成長率15%の場合、PERの適正水準は15倍が目安)
PER:12.2倍

⑦PBRは2倍以下か?
PBR:3.48倍

⑧CFはどうか?(PCFRとフリーCF倍率を確認)
2年分しかデータがありませんが、営業CFはプラスです。
フリーCFは2014年7月期は大幅マイナスですが、これは買収費用によるものです。

⑨有利子負債が純利益の5倍までか?
有利子負債:53.7億
負債比率:56.5%

まぁいいでしょう。

⑩ROICは高い値を維持しているか、あるいは改善されているか?
8.26→6.17

2年ではなんとも。

<競争力調査(同業他社との相対評価)>
⑪売上成長率(5年平均)
当社:32%
神戸物産:10.2%

⑫経常利益率(5年平均)
当社:3.8%
神戸物産:3.1%

⑬販管費率(2年平均)
当社:25%
神戸物産:11.8%

当社の売上成長率の高さは買収案件があったためで単純比較はできないですね。
経常利益率は当社の方が高いです。利益率が低いのでこの0.7%は割りと大きいと思います。
神戸物産の販管費の低さは異常ですね。

この数字からどちらが競争力があるか、と言われれば神戸物産と言わざるを得ないですね。
店舗の純増だけで10%成長、そしてこの販管費の低さは素晴らしいです。

<その他>
⑭リスク要因は?

1つ目は加工物流センター(30億)と自社ビル(26億)の来期の減価償却費負担。
加工物流センターが早々に軌道に乗らないと来期の業績は重たいかもしれません。
尚、上記建物の耐用年数をIRに聞きましたが、回答がなかったため減価償却費がどの程度増えるか計算はできてません( ゚Д゚)

2つ目は経営者の力量。
今月新設される自社ビルの建設に26億かけています。
なぜ賃貸ではなく自社ビル建設?しかも港区に?(※駅からは遠く利便性は悪い場所)
上場ゴールで立派な自社ビルを建てるという浮かれたボンボン社長だと最悪です。

ただし、肉のハナマサの買収は買収費用が42億で、これは格安、大成功だと思います。
※肉のハナマサ業態の昨年の純利益が7億、純資産が20億です。
M&Aは今後もあるでしょうし、経営者の力量は今後要注目です。

⑮配当や株主還元は?
今後に期待。
株主優待は今後検討しているとHPに記載あり。

⑯まとめ

過去の実績から成長力を数値化するのは難しいですね。
今後の注目点は出店ペースをどうするかだと思います。
社長は肉のハナマサを中心に年間2-4店舗を想定しているようですが、
ハナマサだけで年5-8店舗はイケると思うのですが保守的、というか物足りないですね。

私はコンテンツの魅力が素晴らしく、出店ペースを上げていけば、
売上成長率10%、利益成長率15%は毎年達成できる実力があると思い、
上場日の寄り付きで買いました。

少子高齢化の影響を受けにくい関東圏に店舗が集中しているのも有利であり、
同業他社の上場企業よりも投資する価値がある会社だと思います。

感覚的にはPER15-17倍がフェアバリューだと考えています。

スポンサードリンク



コメント

素晴らしい分析ですね

Re: タイトルなし

ありがとうございます。
励みになります( ゚д゚)

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサーリンク

プロフィール

化学男

Author:化学男
某化学企業勤務のアラサー男子です。
バリュー投資で45歳までに資産一億円を目指します!

メインの投資手法は
本質的価値より過小評価されていて、
半年以内に明らかとなる触媒があり、
「過小評価 → フェアバリュー」という形で水準訂正を狙う手法です。
MUSTではないですがPBR:1倍以下の株を好みます。

パフォーマンス
2016年(5/1~12/31) +52.9%
2017年(8/31時点) +41.4% 

リンクフリーです( ゚Д゚)
Twitter: @Investment_kabu

スポンサーリンク

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30