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米国の法人税減税はダイオーズの業績をどの程度押し上げるか

ご承知の通り今週米国の税制改革が遂に成立することになりました!
トランプさんがやってくれましたね( ゚Д゚)

ダイオーズにとっては大きな外部環境の変化になるので無事法案が通過されて、本当に良かったです。
以前からダイオーズにとって米国の減税がカタリストだと書いてきましたが、減税規模も確定したのでどの程度の影響があるのか確認したいと思います。

まず基本的なことですが上場企業の株式会社ダイオーズはダイオーズジャパンとDaiohs USAの持ち株会社になります。
Daiohs USAはカリフォルニア州に本社を置く米国企業ですから、米国の法人税減税のメリットを享受できます。
カリフォルニア州の税率は下記表の通りなので今回の減税により40.75%から26.75%になる見込みです。


ダイオーズの今期の各事業会社の売上、利益は下記のような感じになっていると思われます。
※米国拠点から日本拠点に配当金を出してる関係で営業益と純益は推測値。

売上は米国拠点が全体の57%を占めています。逆に利益は日本拠点の方が多いです。
米国拠点は企業買収を繰り返しており、その顧客関連資産(のれんと同義)の償却が年3億円あるので見かけ上の利益が少なく見える形であり、実際は利益も米国拠点の方が多い形です。
※上記3億円の償却費用には今期のBLUE TIGER COFFEE買収による償却額は含まず

で、減税が適用された形の数字がこちら。
※減税は来期からですが今期の数字で計算してます
米国拠点の純利益が5.79億円→7.07億円になりました。
大体、1.3億円くらいのインパクトがあり、純利益全体で10%くらいの押上げ効果がありそうです。
凄く大きいですね。日系企業でこれほど直接的に減税を享受できる企業は他にないでしょう。
さらに事業面でも福利厚生にお金を使う会社が増えそうなので来期以降の受注にも良い影響が期待できそうです。

減税効果を考慮して、目標株価を計算します。
四季報予想では来期の一株益を96.7円と予測しているので、今回の減税効果で106円程度まで上昇しそうです。
バリューエーション面では減税を大いに享受できる企業として市場はもっと高く評価してしかるべきと思います。
現在PER:16倍弱ですが、23倍でいかがでしょうか。
そうなると目標株価:2438円になりますね(*'▽')

ダイオーズを購入して1年以上経ち、まだまだ思ったような株価になっていませんが、
来年度の飛躍に期待し、大量に届いた優待コーヒー飲みながらまったり待ちたいと思います( ^ω^ )
※本当は一切コーヒー飲めない

ダイオーズの過去記事

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コメント

No title

興味深い記事をありがとうございます!

一点だけ補足させて頂くと、記事中でご指摘の「40.75%から26.75%」という数字は法定限界税率の話ですので、平均実効税率の変化は各種控除などの影響でもう少し小さいのでは無いかと思います。

例えば、以下の記事によりますと、多くの米国のアナリストは今回の減税がSP500平均で10%前後の純利益増加をもたらすと予想しているそうです。この数値をそのままDaiohs USAに当てはめると、5,000万円前後の純利益増加になりますね。

https://www.reuters.com/article/us-usa-tax-results-analysis/u-s-tax-cut-to-deliver-corporate-earnings-gift-idUSKBN1ED2OP

ややネガティブなコメントになって申し訳ないですが、Daiohs USAの実効税率を外部から推定するのは難しいので、あくまで一つの試算としてご理解ください。

個人的には、1) 創業社長が高齢につき、退任後に新社長に就任するであろう長男の経営手腕が不明な点と、 2) 米国のオフィス・コーヒー・サービスが全体的に寡占化し、大規模チェーン同士で競争が激化しているのではないかという点を調べてからこの会社に投資したいと思います。

Re: No title

コメントありがとうございます。
むしろネガティブなコメントの方が助かります!

税に関しては恥ずかしながら法廷限界税率と平均実効税率というものが存在することにご指摘いただいて初めて知りました。
もしご存知であればご教示頂きたのですが、
平均実効税率は過去の実績から、法廷限界税率とどの程度格差があるかを推定することは可能ですか?

16年3月期
法人税調整前利益:16.9億
純利益:10.5億
平均実効税率:37.8%?

17年3月期
法人税調整前利益:15.9億
純利益:10.3億
平均実効税率:35.2%?

もし上記の実効税率が合っている場合、素人目には法定限界税率とそんなに大きく違わず、
減税の影響を良い形で享受できそうですがいかがでしょうか?

SP500の平均で10%前後の純利益増加~について、10%増はかなり少ないですね。
記事で詳細が書かれていないので不明ですが、今回の減税の好影響と繰延税金資産を取り崩す悪影響の双方を含めた予想なんでしょうか。

懸念点の1については私も同じく不安要素だと思います。
二代目の力量は全く知りませんが、温室育ちのボンボンが創業社長を超えるとは思えないですからねぇ(;'∀')

2の方は20年まで市場が4%の成長をすると記事が出ています。
ダイオーズも2.5億ドルまで増収させると鼻息が荒く、寡占化については私は心配していません。
逆に日本拠点は寡占化が進み、既にレッドオーシャンかなと思います。
そのため清掃業やエアコンメンテナンスの企業を買収して、飲料事業以外のストックビジネスに力を入れていると思っています。
あと運送代の値上げが続く中、100%自社物流を持っているのはここにきて追い風かもしれませんね。

https://new.technavio.com/report/global-general-retail-goods-and-services-office-coffee-service-market

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プロフィール

化学男

Author:化学男
某化学企業勤務のアラサー男子です。
バリュー投資で38歳までに資産一億円を目指します!

メインの投資手法は
本質的価値より過小評価されていて、
半年以内に明らかとなる触媒があり、
「過小評価 → フェアバリュー」という形で水準訂正を狙う手法です。
MUSTではないですがPBR:1倍以下の株を好みます。

パフォーマンス
2016年:+52.9%(5/1~12/31)
2017年:+81.1% 
17年アッパーマス層に到達

Twitter: @Investment_kabu

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